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保湿剤「ヒルメナイド油性クリーム」発売!!使い方・特徴を総まとめ!!

こんにちは!!薬剤師のくにぺいです。

 

これから来るであろう保湿剤の処方制限。これはアトピーの人にとって恐ろしい政策です。このままでは保湿剤が処方してもらえなくなったり、量が減ったりといった事が考えられます。

 

この事態を改善すべくドラッグストアで有名なマツモトキヨシさんが動いてくれました。

9/11 発売された保湿剤の名は「ヒルメナイド油性クリーム

従来の市販薬とどう違うのか見ていきましょう。

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目次

 ヒルドイドと同じ成分が入っている

皮膚科などで処方される保湿剤のヒルドイドの主成分はヘパリン類似物質です。

このヘパリンが同じ量含まれているのがヒルメナイド油性クリームなんです。

そのほかの成分は若干違うので使用感はヒルドイドソフト軟膏と比べてかわってくるかもしれませんが、効果は一緒です。

このヒルメナイドはマツモトキヨシなどのドラッグストアで処方箋なしに買うことが出来ます。

 

今までの市販薬にはあまりなかった油性クリームタイプ

油性クリーム?とる人もいると思うので説明していきます。

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油性クリーム=油脂性基材=軟膏のことです。(上の図参照)

皮膚保護作用皮膚柔軟作用が高く、皮膚刺激性が低いため、皮膚の状態を問わずに使用できます。ただし、べたつくため、洗い流しにくいことが難点です。

しっかり保湿したい人は油性クリームの方がいいと思います。

デメリットとして外出時はテカテカするので抵抗感があるかもしれません。

なので昼はヒルドイドのローションタイプ・夜は油性クリームタイプで使い分けるのがくにぺい流です。

 

値段は!?

50gで商品価格:1,280円(税込)です。

他の市販薬と比べれば、高くもなく・安くもなくといった感じですね。

 

処方箋が必要な保湿剤のヒルドイドソフト軟膏は50gで1,185円

これに自己負担の割合をかけるので3割負担だとすると1,185×0.3=335円

 

これに病院での診察料・薬局での調剤報酬なども入ってくるので、

合計するとだいたい総額 約1435円ほどかかります。

(診察内容・処方箋を持っていく薬局によって差はでてきます)

 

50gを出して貰うなら、市販薬の方が安上がりになりますね。

 

ただし

皮膚科の先生だとヒルドイドを大量に出してくれるところは200g~とか

処方してくれる所もあるので、量を貰うと処方箋で貰った方が安上がりになります。

 

医療費が膨れ上がっているときにこんなことを言うのも不謹慎ですが、

自分なら大量に出して貰える先生を見つけますね。

(※政策による保湿剤の処方制限がくるまでは)

 

現状、販売されている市販薬のなかには臭いがきつかったり、使用感が違ったりというものもあるのでいずれ来る処方制限に向けて自分の肌に合ったものを探すのもいいかもしれません。

 

ヒルメナイドの正しい使い方

ヒルメナイドの効果を最大限に引き出すための使用方法をまとめた記事があるのでこちらをご覧ください

kunipei.hatenablog.com

保湿剤にも正しい使い方があるので、しっかり理解した上で使い始めましょう。

 

 乾燥は肌の大敵です。しっかりケアしてもちもち肌をめざしましょう。

以上、くにぺいでした。