薬剤師のアトピーブログ

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アトピー関連の事や、薬の事、日常調べた事まで幅広く書いていきます

L-92乳酸菌(アレルケア)って本当にアトピーに効くの?

最近よくL-92乳酸菌がアトピーに効きますよ~という広告をみますね。

実際に実際、どうなのか見ていきましょう。

 

目次

 

L-92乳酸菌がアトピーに有効であるというデータ

「からだにピース」で有名なカルピス社のHPにデータが載っていました。

あいち小児保健医療総合センターの伊藤浩明先生が試験を行った乳幼児のアトピー性皮膚炎の研究データと、以前試験を行った小児のアトピー性皮膚炎への研究データで「L-92乳酸菌」の有効性を確認しています。とのこと

 

試験概要

4歳から15歳までのアトピー性皮膚炎患児20名を対象に、「L-92乳酸菌」を摂取し、皮膚症状変化の観察および血液検査を実施しました。

 

結果

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90%以上の人に有効性を確認できた。としています

これが本当ならかなり高い数値ですが・・・

 

成人のアトピー緩和にも有効というデータ

神奈川県の横浜市大で行った試験では難治例が多い中等症以上の成人のアトピー性皮膚炎に対して、明確な有効性が示されました。

 

試験概要

18歳から54歳のアトピー性皮膚炎患者49名のうち、24名に「L-92乳酸菌」を含んだ食品を、25名に「L-92乳酸菌」を含まない食品(プラセボ)を摂取してもらいました。通常の投薬治療は継続したまま8週間摂取してもらい、その他臨床経過を比較

 

結果

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SCORADとは、Scoring of Atopic Dermatitisの略で、アトピー性皮膚炎の重症度の程度を客観的に評価するために開発された指標。皮膚炎の範囲、皮膚炎の強さ、および主観的な症状の3つの要素から算出される。

図をみると確かに改善していることがわかりますね。

 

しかし、これを鵜呑みにしていいのか・・・

 

2016年 日本皮膚科学会でのL-92乳酸菌の評価

プロバイオティクスは,2001 年に Lancet に発表されたアトピー性皮膚炎の予防効果に関する研究101)を契機に,広く注目を集めるようになった.

その後も,Lactobacillus rhamnosus GG をはじめとするプロバイオティクスが,乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症の予防や進展の抑制に寄与するという報告が散見される.

国内でも,乳酸菌飲料(L. acidophilus L-92)の飲用によりアトピー性皮膚炎の臨床症状の軽減が認められたという報告がなされた.

しかしながら,

台湾における検討では,プロバイオティクスは児のアトピー性皮膚炎の予防や進展を抑制しなかった。

 

アトピー性皮膚炎の症状改善に推奨するだけの明確かつ十分なエビデンスであるとはいいがたい

としています。

エビデンスレベルはBでした。

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効果を正確に評価するにはまだデータが少ないようです。

 

総評すると、試してみてもいいんじゃないかな

という感じですね。L-92乳酸菌は他にもピロリ菌対策・アレルギー性鼻炎・花粉症・インフルエンザ感染抑制に効果があるとしているので、飲んでみる価値はありそうです。

 

これから冬になりインフルも流行ってくると思うので、くにぺいも試し始めました。そ結果はまたブログにしていきますね♪

 

 

引用元:

https://calpis-kenko.jp/l92/research.html

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/atopicdermatitis_guideline.pdf