アトピーはうつる?うつらない?
病院でアトピー性皮膚炎と診断された人は「どんな病気なのか」「人に移ることはあるのか」という事が気になると思います。
アトピーがどんな病気なのか書いた記事があるのでこちらを参考にしてみてください。
結論からいうとアトピーは細菌・真菌・ウイルスが原因の病気ではないので
うつることはありません。
一緒にお風呂に入ろうが、肌が触れようが、回し飲みしようが問題ないです。
しかし、アトピーという病気は肌が壊れやすく細菌などに感染しやすくなっています。
もしそのような病気が併発した場合は注意が必要です。
とびひは黄色ブドウ球菌や溶連菌などの化膿菌による感染症。黄色ブドウ球菌によるものがほとんどですが、溶連菌やその他の雑菌によるものなど多くの種類があります。
基本的には抗生剤で治療しますが、原因菌の種類が多いため、病原菌を特定し、どの抗生剤が効くのか試験を行って、抗生剤が処方されます。
Drによっては、症状から原因菌を予想して抗菌薬を決める先生もいますね。
子ども同士で非常にうつりやすいので、最後に入浴し、お湯はその都度流しましょう。また、タオルやシーツからもうつるので、気をつける必要があります。
●白癬菌の場合
白癬菌はカビの仲間で、そのカビの菌糸が皮膚の中に食い込んで発症します。発症する部位によって、体白癬、足白癬、手白癬、爪白癬などと呼ばれます。
水虫、たむし、はたけなどが含まれます。体白癬は、リング状の湿疹が患部に出て、相当強いかゆみがあることもあります。
乳幼児がお父さんの水虫に感染して全身に症状が広がることもあります。掻き壊すとアトピー性皮膚炎の症状と見分けがつきにくくなるので、早めに医師の診察を受けましょう。
抗真菌症薬で症状は軽くなります。なかなか治りにくいので、根気よく治療する必要があります。
爪白癬の場合は爪が生え変わる半年以上の期間、重症の場合はそれ以上かかるので、途中で治療を中止しないようにしてください。中止してしまうとそれまでの治療が水の泡になります。
足白癬の場合、通気性のよい履物をはき、清潔を心がけましょう。本人だけでなく、家族に白癬菌症の人がいれば、同時に治療する必要があります。
また、自己判断で市販薬を使用することで治りにくくしている場合も多いので、専門医に診察してもらうことが大切です。
もう一つの理由として抗真菌薬はどれも薬の値段が高めなので、市販薬ではなく保険が効く処方箋でもらう方がオススメです。
このような細菌やウイルスの合併症にかからないように、清潔にすることを心掛けリスクを最小限に減らすようにしましょう。